新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから既に1年。私たちは行動制限や緊
張を強いられながら、日常生活を送っています。経済面や教育面で大きな損失が出
ていますが、何よりも個々人の楽しいはずの時間が奪われているのが最大の損失で
はないでしょうか。
これまで新型コロナウイルスとの戦いでは先の見えない籠城戦を強いられていま
したが、ようやく「ワクチン」という援軍が現れました。
イスラエルでは既に数百万人の国民にワクチン接種が行われました。同国では
、2020年12月20日から2021年2月1日までにワクチン接種を受けた約60万人と、年
齢性別や居住環境、併存疾患の数などの背景を一致させたワクチン未接種者約60万
人を抽出した大規模調査を行い、「ワクチンを接種することで、新型コロナウイルス
のPCR陽性者を92%、有症状患者数を94%、入院患者数を87%、重症患者数を
92%抑えられた」と報告しています。

また、千葉大学病院は「ワクチンを2回接種した後では、1,774人のうち1773人が

抗体をもっていた」と報告しています。

もちろん、副反応(副作用)が怖いと言う方もいるでしょう。しかし私は上記の
論文の内容、日本政府やファイザー社の発表を見て、1日も早く1人でも多くの方に
ワクチン接種をすることが求められていると確信しました。
そのために、院内に1回に数十人が待機できる接種会場を整備しました。また、
どなたにでもワクチンを受けていただけるように(一般受付可)、簡便なインター
ネットによる予約システム(メールアドレスの入力不要)も開発中です。また、千
葉市に対しては4月26日付けでワクチン供給の安定化をお願いしております。その
結果、5月24日の週以降は必要十分な量のワクチンを配送していただけるとの回答
を得られました。この場を借りて感謝申し上げます
当院では例年3000人以上の方のインフルエンザワクチンの接種を行っていますが
、今回はその何倍も頑張らなければなりません。そのためには接種を受けるみなさ
まのご協力が必要です。すなわち、コロナワクチンの重要性を理解したうえで、粛
々と接種を受けていただくことが求められます(疑念がある方は、厚生労働省など
の説明をよく読んで、納得してから予約してください)。
1日も早くワクチン接種が完了し、楽しい日常に戻れますよう、協力して取り組
んでまいりましょう。