「年頭所感」

2020年を迎えるに当たり、所感の一端を申し述べ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

青い鳥クリニック千葉を開設し、4月から3年目を迎えます。ひとつ上の快適さ、最新の医療、地域の医療拠点をコンセプトとして、診療にあたっております。

医療は人と人との関係を下地として成り立つものですから、様々なご意見があると思いますが、日々全力で取り組んでおります。

さて、年末に藤原正彦著「国家と教養」を読みました。著者は、教養には知識だけではなく、情緒(日本人が古くから持つ感情的な要素)も含めたものであるとしています。教養を高めることで、国の発展につながると述べています。

翻って、医療における「教養」とは何か。

医師をはじめ、医療従事者は新しい「知識」を得るために勉強しています。しかしそれでは、心の通った医療はできません。

私は、医療における「情緒」とはバランス感覚だと思います。

例えば、患者さんの性格、生活背景、職業を考慮して治療法を検討することです。

一方で、インターネットや週刊誌に書かれている雑多な医学情報は知識にはあたりません。医師はそれらを論理的に整理しなければなりません。

私たちがバランス感覚を持つことで、「現実対応型の知識」になるのではないでしょうか。

医療の質を高め、健康な暮らしを支えるためには、私たちの「教養」と患者さまの「理解」が必要です。これからも信頼関係の醸成に努めていきたいと思います。

結びに、本年がみなさまにとって、大きな飛躍の年となることを祈念いたします。

青い鳥クリニック千葉
院長 篠崎勇介